「バビロン大富豪の教え」 ジョージ・s・クレイソンを読んでみました。
自分自身と照らし合わせて個人的な感想と物語の大まかなあらすじを解説いたします。人間の心理と行動パターンは大昔の時代から世界中どこの国でも変わらない5つの黄金の法則が現在進行形で存在するという事に共感させられる1冊でした。
収入の十分の一を貯金せよ
どんなに生活が苦しくても、どんなに裕福でも収入の1部を自分の分として手元に置き残りの1/9で生活するという原則。毎月の給料日から1/10分を自分のモノとして手元に置くと1年間で12回分の金が手もとに残る。この単純で誰でもわかるやり方が富を得るためのはじめの一歩である。30万円の給料だから3万円を貯金することが将来を裕福にする。この一歩が難しい「今月は出費が多いし子供の教育費もかかる、車の車検や借金もあるから月に3万円は厳しいよ!」自分に理由をつけて収入の1部を取っておく事を諦めてしまいます。もし3万円を毎月取りわける事が出来たとしても生活や突然の出費を理由に何度も挫折し結局使ってしまいます。
「自分で稼いだ金は自分のモノではありません。」生きる為にお金は必要です。衣・食・住屋や教育費などお金がかからないことはほとんどありません。先月の稼ぎは?去年の稼ぎは?10年前の稼ぎは?自分の手元には何も残っていません。すべての金はよそに回っていました。毎日毎日、奴隷みたいに仕事に行って帰って寝るの繰り返しでそんな毎日に慣れてしまっていました。どんなに辛くても収入から3万を取り分け、残りで生活する意思を持つ事ができたならそれは心にも財布にもひと筋の光ををもたらしてくれる可能性があります。
欲望に優先順位をつけよ
人は自分で満たせる以上の欲望を持っています。「一生懸命稼いだお金を全部生活費にあてても足りないのに、3万円を残すなんて無理だよ!」収入の金額は人によって違います。大事な事は今月残す3万円が自分の将来を変えるただ1つの手段であって、3万円を残せるように毎月の「予算」を見直すことで無駄なことが見え無駄な出費を削る事で、心も財布も楽になることが出来ます。3万円抜いたうえ更に予算を立てるなんて最初は大変だと思いますが、優先順位をつけて無駄を削り目標に向けて出費の流れを整えてくれます。苦しいけれども予算を立ててみよう‼
蓄えた金に働かせよ
まず毎月3万円を手元に残す習慣が身につきました。毎月3万円貯まると心は満足度を感じられ前に進んでいる実感が沸きます。ここまでは第一段階お疲れさまでした!次の段階では1年間貯めたまだ大金ではないけれどもまとまった金を運用していく段階です。運用と聞くとすごく難しく「自分になんてできないよ。」とか「どうせ損する危ない話でしょ?」
危険や天敵から金を堅守せよ
手っ取り早く金を増やす方法はありません。少額のまとまった金を手に入れるとだいたいのと人はもっと増やしたい誘惑に駆られるものです、友人や縁者からの勧誘もありえます。目先の美味ーい話の裏側を徹底して調べる、資産運用の実績があるのか?信頼性は?元本が確保できない可能性の高い投資はNGです。
住まいをわがものとせよ
家賃の支出は家計に大きな負担です。年収から考えると20~25%の金額の家賃がいいと言われています。年収から税金を引かれ手取り金額を見ると不安になってしまいます。「高額の賃貸家賃は金をドブに捨てるようなものだ!」
賃貸派:マイホームの夢を達成する満足感・所有欲を得るために大金でマイホームを買い金銭的に大きなリスクを抱える可能性が大
- 中途半端な物件は価値が下がりつつける
- ローンが終わっても維持費はかかる(固定資産税・修繕費など)
- 収入の変動で返済が出来なくなるリスクすることが
- 不良物件や設備不良などをある
- 引っ越しや転勤がしにくいなど
今日から未来の生活に備えよ
ここでは「人は必ず老いて死んでく」を前提に現在の財布の中身ばかり気にしないで、将来自分の稼ぐ力が弱くなったり、妻や子供たちの生活を豊かにするための手段として貯金ではなく、少額のお金からコツコツと継続的に「利息」を生む投資に積み立てする事が未来の備えになると言っています。
始める時期は早い方がいい、ですが40歳の今からコツコツと始めることが自分の家族の未来に備えることになります!時期は気にせず今から始めましょう!
自分こそを最大の資本とせよ
本書では「もっと稼ぎたい!」と強く明確な願望を持つことが大事だと言っています。願望は単純で明快でなければ途中で諦めてしまい達成することが出来ません。「あと3万円給料を増やしたい!」今の仕事を追求し知識・技・スピード・完成度を上げる自分の能力を上げるために、進歩の最前線に立ち行動する事。他に興味のある副業にチャレンジする事。行動し自分自身に「稼ぐ力」を鍛錬しましょう。
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