「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」 津川友介さんの著書
実際に手に取らさせていただき新しい発見が多数ありましたので紹介させて頂きます。この著書は科学的に複数の強いエビデンスにもとずいている事。(強いエビデンスとはサンプル対象が適切で複数の研究結果にもとずいていること)
本書では健康的な食事とは「病気になりにくく長生きできる食事」であると定義している、「ダイエットに効く食事」「やせる食事」に関する情報はたくさんあるがどれも科学的な根拠はない。大事なのはカロリーの数値よりも食事の内容が重要である。出回っている情報の流れは食品業界や企業に忖度され、身体に悪いという情報でさえ歪められ発信されている場合が多いのが事実です。
食べたほうがいい食べ物
魚・野菜と果物・オリーブオイル・ナッツ類・茶色い炭水化物の5つ
特に茶色い炭水化物を積極的に取り入れたいです。「炭水化物は身体に悪い糖質+体にいい食物繊維でできている。」精製することでミネラルと食物繊維が取り除かれてしまい。極限まで食物繊維を取り除くと糖質のみになり砂糖と同様のモノととらえられる。甘くはないが体の中で糖に分解・吸収されるため本質的には同じもの。
食物繊維は身体の中で完全に消化されず、体内の特に腸内環境を改善するのに効果があるとされている。
食べない方がいい食べ物
赤い肉と加工肉・白い炭水化物・バターなどの飽和脂肪酸
2015年WHO(世界保健機構)は「加工肉は発がん性があり・赤い肉はおそらく発がん性があると発表している。」もちろん基準値を超え過剰に摂取した場合にですが、赤い肉は控えめに魚や白い肉(鶏肉)を代わりに多く摂取するよう勧められている。
成分信仰の落とし穴
βカロチン・リコピンなどの成分はご存じですか?
「成分」は多くの消費者の興味をひきつけるため、マーケティングに使われていることを忘れてはいけない。食べ物が身体にいいのは野菜・果物のような食物繊維を含む食材でサプリメントではない。
研究によりβカロチンを含む飲料は、身体に良くなくむしろ有害である可能性がある。リコピンは「成分」と身体にいいと言うエビデンスは無い。このように重要なのは「成分」ではなく色々な野菜や果物をたくさん食べることである。
まとめ
この本では繰り返し、日本のテレビや雑誌で紹介されている健康に関する情報の多くが間違っていると指摘している。信頼できる健康情報を得るやり方は「英語を用いて検索する」ことを紹介されている。同じグーグルで検索する場合でも(google.co.jp)ではなく(google.com)で検索すると格段に質の高い情報が得られるとのこと、もちろん英語で検索した情報がすべて正しいわけではないのでご注意ください。
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