【毛蟹・タラバガニ・ズワイガニ】比較解説!どれがお得で美味しい?

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食材の豆知識
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冬の味覚といえば、カニを思い浮かびますよね。

毛蟹、ズワイガニ、タラバガニは日本で人気のカニの種類です、それぞれの特徴や美味しい食べ方を詳しく解説いたします。これからカニを買おうとしている方は必見ですよ。

ズワイガニ

概要:北西太平洋に分布するカニ。日本では、北海道や日本海側で主に漁獲される。
生態:甲羅の長さが20cm前後で、脚の長さは60cm前後になる。水深100~500mの海底に生息し、貝類や甲殻類を主食とする。
価格:1kgあたり2,000円~3,000円程度
味の特徴:身が甘く、濃厚な旨味がある。

ズワイガニの特徴

ズワイガニ(旬:11月~3月上旬)はカニの中でも冬の味覚の代表格として知られています。細くて長い足が特徴的で、身はみずみずしくて甘味と旨味があります。カニ味噌もクリーミーで美味しいです。

ズワイガニは日本海沿岸や茨城県以北の太平洋岸からアラスカ沿岸まで広く分布しています。日本では、「松葉ガニ」「越前ガニ」などというブランド名で売られることもありますが、これらはすべてオスのズワイガニです。メスは「セコガニ」「コッペ」などと呼ばれます。

ズワイガニの食べ方おすすめ

ズワイガニは冬の味覚として有名で、甘くてジューシーな身が特徴です。ズワイガニはそのまま茹でたり、焼いたり、鍋にしたり、寿司や刺身にしたりと色々な調理法がありますが、おすすめは『蒸しガニ』です。『蒸しガニ』はズワイガニの旨味を最大限に引き出すことができますし、身がふっくらと柔らかくなります。

まず、ズワイガニを洗って水気を切ります。次に、鍋に水と酒と塩を入れて沸騰させ、沸騰したらズワイガニを入れて蓋をします。約15分ほど蒸し上げたら、火を止めて出来上がり。蒸しガニはポン酢や酢みそなどのさっぱりとしたタレで食べるのがおすすめ。また、蒸し上げたカニ味噌やカニ身を混ぜたご飯も絶品です。是非『蒸しガニ』を試してみてください。

 

毛ガニ

概要:日本近海に分布するカニ。北海道や日本海側で主に漁獲される。
生態:甲羅の長さが20cm前後で、脚の長さは40cm前後になる。水深50~100mの海底に生息し、貝類や甲殻類を主食とする。
価格:1kgあたり5,000円~10,000円程度
味の特徴:濃厚な味わいの身。カニ味噌が豊富、カニ鍋やカニしゃぶ、カニ味噌を使った料理に適している。

毛蟹の特徴

毛蟹(旬:地域によって異なる)は、殻にびっしりと生えた剛毛が特徴的なカニです。甲羅は小さく、身は少ないですが、カニ味噌が濃厚で、身も甘くて上品な味わいです。

毛蟹の産地としては北海道が有名です。北海道では、春はオホーツク海、夏は噴火湾、秋は釧路および根室沿岸、冬は十勝沿岸というように、季節や場所によって獲れる時期が異なります。資源保護のためにメスや小さいものは海に戻すことになっているので、出回っているのはオスで8cm以上のものです。

 

毛蟹の食べ方おすすめ

毛蟹は日本では北海道や東北地方でよく食べられていますが、そのまま茹でたり、焼いたり、鍋に入れたりするのが一般的です。しかし、もっと美味しく楽しむ方法があります。それは、毛蟹の身や内子(かにみそ)を使って料理することです。特におすすめレシピはコレ!

・毛蟹のカニクリームコロッケ

毛蟹の身と内子をベシャメルソースと混ぜてコロッケにします。衣はパン粉ではなく、ポテトチップスを砕いたものを使うとカリカリになります。揚げたらレモン汁をかけて召し上がれ。

・毛蟹のお寿司

毛蟹の身と内子を酢飯に混ぜます。海苔で巻いて切り分けます。お好みでわさびや醤油をつけてどうぞ。

タラバガニ

概要:北太平洋に分布するカニ。日本では、北海道やオホーツク海側で主に漁獲される。
生態:甲羅の長さが25cm前後で、脚の長さは1m前後になる。水深100~500mの海底に生息し、魚類や甲殻類を主食とする。
価格:1kgあたり1,000円~2,000円程度
味の特徴:身があっさりとしていて、甘みがある。脚肉が太くボリューム感あり。

タラバガニ(旬:4月5月と9月10月頃)は大きな体と太い足が特徴的なカニです。カニと名前がついていますが、実はヤドカリの仲間です。身は淡白ですが、ぷりぷりとした食感と食べごたえがあります。カニ味噌はあまり食べられません。

タラバガニは北極海やベーリング海などに生息しています。日本ではロシアから輸入されるものが多く、「ロシア産」や「オホーツク海産」のものが美味しいとされています。近年は密漁の取り締まりにより値段が高騰しています。

タラバガニは茹でるがおススメ

タラバガニの美味しい茹で方を教えます。タラバガニは冬の味覚として人気がありますが、その魅力はやはり茹でたてのぷりぷりとした身の食感と甘みです。タラバガニを美味しく茹でるには、以下のポイントに注意してください。

  • タラバガニは生きたまま茹でると身が縮んでしまうので、冷凍されたものを使うか、生きたものは氷水につけてから茹でます。
  •  鍋に水と塩を入れて沸騰させます。塩は水の量によって調整しますが、だいたい1リットルに対して20グラムくらいが目安です。
  • タラバガニを鍋に入れて、再び沸騰したら弱火にします。茹で時間はタラバガニの大きさによって異なりますが、だいたい10分から15分くらいです。
  • 茹で上がったらすぐに氷水にとって冷やします。これによって身が引き締まって食感が良くなります。
  • 水気を切ってから、お好みで醤油や酢、レモンなどをかけて食べます。

まとめ

蟹の特徴とおススメの食べ方を解説してきました。より詳しく知ることで親近感湧いてきました。どの蟹もそれぞれ味の特徴があって楽しいですね。この機会に是非!贅沢に食べ比べてみてはいかがでしょう!

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