ウナギが夏の風物詩とされる理由は、江戸時代に学者や実業家と活躍した平賀源内(1728年~1780年)が仕掛けたキャンペーンであるという通説があります。
うなぎ屋が夏の売り上げの落ち込みを平賀源内に相談したところ、『本日土用の丑の日』と書いた貼り紙を出して宣伝すればよい。とのアドバイスを受け、実践したところ大当たりしたのだとか。
これを全国のうなぎ屋が真似をし、広がったと言われています。
実は鰻の旬は冬だった?
日本の天然鰻の旬は、真冬の10月から12月にかけてと言われています。この時期には、冬眠に備えて栄養をたっぷりと蓄え、脂がのっておいしいと言われています。その時期に食べることで、脂がのったジューシーな鰻を楽しむことができます。(ただ、漁獲量がほんとに少ない)
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養殖うなぎには、実は旬というものがありません。徹底した水温管理のもとで育てられているので、一年を通して安定した品質を保つことができます。
天然ウナギと養殖ウナギの違いは?
- 養殖うなぎは『シラスウナギ』を捕獲して大きく育てたもので、卵から育てる完全養殖はまだ、確立するのに時間がかかりそうです。
- 天然うなぎは生息場所によって味などの特徴が大きく変わる。水の流れのある川に生息するウナギは脂が少なくさっぱりした味になると言われている。逆に水質の悪いため池などで生息したウナギは泥臭く感じることもあるようです。
- 天然うなぎは味が一定ではなく、その個体で差が出てしまう。一方、養殖うなぎは水質の管理や餌の管理するシステムによってその品質が年間を通して一定に保たれている。
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