『ホタルイカ』の名前は明治時代、渡瀬庄三郎博士により命名。
国内の主な産地は富山県と兵庫県
ふだんは水深200m~500mあたりで生息するが、春先の産卵期を迎えるころ富山湾に集まって滑川市海域の地形は特殊で『ホタルイカの群遊海面』として国の天然記念物である。
兵庫県(山陰沖)でも採れ、漁獲量は実はこちらの方が多いが底引き網漁で漁獲するため、魚体に負荷がかかるため品質は富山産に比べ味と鮮度が劣ると言われている。
富山県では3月1日が『ホタルイカ漁の解禁日』
4月~5月頃、産卵のため浮上しその後、力尽きたホタルイカが波打ち際に大量に打ち上げられる事があり『ホタルイカの身投げ』と呼ばれている。
ちなみに身投げしたホタルイカは “持ち帰って食べてもOKです”!
ホタルイカ
冷凍技術がなかった時代は沖漬けや丸干しなど保存性を高めた食べ方が主流でした。
最近では天ぷら、しゃぶしゃぶ、田楽など今までは考えられなかった調理法で提供できる環境になってきています。
生食もできるが固体に3%の確率で寄生虫(旋尾線虫:せんびせんちゅう)が寄生している恐れがあるのでおススメはしません。
ホタルイカの寄生虫予防法
- ホタルイカは加熱して食べる
- 生食する場合は1度冷凍処理したモノか、内臓を取り除いたモノを食べる
- 『踊り食い』で食べない
ホタルイカの光
ホタルイカが光る理由は3つあると言われています
- 光で身を守る
- 光で身を隠す
- 光で会話する
発光するする生物は『ルシフェリン』と言う発光物質と『ルシフェラーゼ』と言う酵素が反応することで、発光します。この光は発熱しなく『冷熱』と呼ばれる。
ホタルイカは日本でだけで捕れるのか?
世界にホタルイカの仲間は40種類ほど生息。
アメリカの西海岸カリフォルニア州でも漁獲され現地では『firefly squid』と呼ぶ
ニュージーランドのサウスアイランドでもホタルイカは生息しているらしい。
まとめ
春の風物詩
4月~5月の夜中、富山県では富山湾沿岸の滑川(なめかわ)あたりでホタルイカの神秘的な発光群集を見学できる『海上遊覧観光』が行われる。
一年にこの時期だけのイベントに参加するのもよし!
自宅で旬の味覚を楽しむもよし!
見た目はカワイイ『ホタルイカ』 その味は大人です。
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