三元豚ってなに?
日本では肉用豚の8割以上はこの三元豚です。3種類の純枠種を交配させてつくる交雑種。
交配させる理由は、純枠品種の良いところを掛け合わせることで、より品質の良い豚にするという考え方からです。生物には雑種強勢というものが働き、純枠種よりも交雑種の方がより強く成長するという要素がある。発育や健康面だけでなく繁殖力にも効果が表れる。
なので、三元豚とは日本で売られる普通の豚。特に高級ブランドというわけじゃないみたいです。
「餅豚」と食品表記のラベルで見かけますがこの意味は「最も上質の豚肉で肉も脂肪も餅のようにしっとりと粘りがあり、きめが細かい」
反対に、水っぽく風味の落ちるものは「水豚」とよばれる。
肉用豚は、子取り用の繁殖豚と肉用として育てられる肥育豚があり別々に飼育される。
豚はとてもデリケートの生き物で、環境・衛生管理・成長過程に合わせた飼料や豚舎の移動・糞尿処理などに多大な手間をかけて安全で安心な飼育されています。
黒豚とは
ブランド豚として有名な「黒豚」イギリス原産のバークシャー種と琉球の島豚を交配させたもの。
毛色は黒で尾の先、鼻、四肢の先端が白いので「六白」とも呼ばれる。
日本では7割以上が鹿児島で飼育されている。肉質の特徴は、脂肪の融点温度が高いので脂がベタつかずあっさりしている。
肉に弾力があり、水っぽくなく歯切れがよい。「食肉公正競争規約」でも黒豚として販売できるのは、純枠のバークシャーのみとされている。
輸入の豚肉どうなの?
輸入の豚肉は美味しくないイメージは、昔の輸入豚肉は冷凍モノが主流で販売されていて解凍品はドリップが出ることで味が落ち、加熱調理するとパサついて味がなく美味しくありませんでした。
これは、輸送中の温度管理システム技術がまだ不十分であったためで、現在では日本のスーパーに並ぶ豚肉の大半は1度も冷凍していない「チルドポーク」が大半です。
国産に比べれば輸送する時間がかかる為どうしても精肉してから、消費者に届くまでの日数はかかってしまいますが、輸送中も真空包装し熟成されて旨味を増した状態で届くのでこれはメリットですね。一度食べてみると品質の良さに驚きます。
では、なんでこんなに安いの? 養豚のコストの6割は飼料代と言われています。
日本は麦や大豆のをほぼ輸入に頼っている状態でプラス輸入の輸送コストもかかります。あと事業規模の大きさの違いが大量生産と物流のメリットを最大に生かすことができ価格に反映されているが理由です。
まとめ
外国産だから品質・安全性を疑っていましたが、今まで解説したことを踏まえて実際に購入して食べた結論は、国産の豚肉と外国産の豚肉も味に大差なし!
特選のブランド豚と比べれば確かにその差はあるかもしれませんが、スーパーで購入する日常使いの豚肉では大差ないです。今ではコスパのいい豚肉を美味しく料理することに喜びを覚えるほどに是非、外国産の豚肉お試しあれ!!
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