鰹の旬は年に2回あります。
春から初夏にかけての『初鰹』身は赤々と鮮やかなであっさりしているのが特徴です。
秋の水温の低下に伴い、三陸から南下してくる『戻り鰹』
戻り鰹は餌をたっぷりと食べて脂がのっていて『トロ鰹』なんて呼ばれ方もします。
夏と秋の旬を迎える時期『鰹が食べたくなりますよね』
そんな鰹について解説していきます!
冷凍のカツオのタタキってどうやって作られてるの?
そんな疑問を持ったことはありませんか?
私は先日、スーパーで見かけた冷凍のカツオのタタキに興味を持ち、調べてみました。その結果、驚くべき事実を知ることになりました。
それでは、鰹のタタキができるまでを見てみよう!
伝統的な1本釣り漁法
鰹は伝統的な一本釣りにより漁獲され活きたまま船上でマイナス50度まで一気に凍結されるため鮮度が高い状態で工場まで運ばれます。
一本釣りは魚体が綺麗で身の痛みが少なく鮮度が落ちにくい漁法。
B1鰹は活きたまま『アッ』という間に瞬間凍結されますので、ビックリするくらい鮮度がいいです。
B1鰹とは?
B1カツオとは、遠洋鰹一本釣漁船が釣上げたカツオ類を活きたまま食塩ブライン凍結倉に投入し、 ブライン浸漬式凍結により一定の条件で急速凍結した「ブライン凍結一級品」のカツオ類(ビンナガを含む)のことです
。B1とはブライン凍結(急速冷凍)一級品という意味です。B1カツオは、伝統的な一本釣りにより漁獲され活きたまま船でマイナス50度まで一気に凍結されるため鮮度が高い状態で保持されます。
カチカチ!冷凍のまま形成
一本釣りされ生きたまま急速冷凍された鰹は『カッチ!カチ』のまんま四つ割りに柵どりし、鰹のタタキ用に加工していきます。
鮮度のいい内臓部分は塩辛に!(鰹の酒盗ってやつです。)
皮や血合い部分を削り形成(ほんだしやふりかけに使われるよ。)
冷凍カツオは安全
鰹を冷凍することで寄生虫を予防できます。
アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
しかし、アニサキスは24時間以上冷凍すると死滅するため、解凍品は心配ありません。
本当に藁で焼いている!
冷凍のカツオのタタキは、実は藁を加えた高温のロースターで焼いた後に急速冷凍しているんです。
鰹の藁焼きというのは、土佐伝統の料理で、一本釣りで釣り上げた鰹を持ち帰りすぐに藁で炙り、鮮度と旨味を引き出す方法です。
この伝統的な藁焼き鰹を可能なかぎり工場で再現していました。
切り分けてた鰹を藁や燻製チップを加えた超強火のロースターで表面を一気にパリッと香ばしく!
中はキレイなレア状態に!藁の香りがついて最高!
出来たての美味しさを真空パック!
出来上がった鰹は、真空パックされ急速冷凍されます。
急速冷凍することで、出来たての風味や食感・鮮度をそのまま閉じ込めます。
これは、鰹の鮮度と旨味を保つために行われている工程です。冷凍のカツオのタタキを使えば、手軽に本格的なカツオのタタキが楽しめます。色々な料理にアレンジしてみてくださいね。
私はこの冷凍のカツオのタタキを使って、色々な料理に挑戦してみました。例えば、カルパッチョや竜田揚げ、漬け丼などです。どれも簡単に作れて、美味しかったですよ。冷凍のカツオのタタキは、解凍するだけで食べられるので、忙しい時や手抜きしたい時にも便利です。
一年に2回しか来ない鰹の旬を絶対に逃さないでください!
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