赤卵と白卵の違いは?
ニワトリの卵の殻の色には白・赤・ピンクなどがあります。 この違いはニワトリ自体の色に関係します。
白卵は白い鶏から、赤卵は茶色い鶏から、ピンクの卵は白と茶色のブチ模様の鶏から生まれます。
鶏の種類によって食べる量、産卵までの時間も違います。味と品質を左右させるのはこの餌と鶏の種類が主に影響します。白卵は安定して卵を産み、餌の量も少なくて済みます。
赤卵はこの3種類の卵の中で一番餌を必要とします。餌の量が多くかかる分コストは高めにかかります。同じ赤卵でも産む親鳥の健康状態によって、微妙に色に違いがでます。
赤玉のほうが値段が高いことが多いので栄養価も高いと思われている場合が多い。しかし実際の栄養価を比べるとほとんど変わらない。
黄身の色は、飼料に含まれるトウモロコシ等の色が表れたもので、栄養価とは関係ない。餌に色素を加えて与えれば、卵黄に色を変化することもできる。
本当の賞味期限
日本の卵の賞味期限は、夏場に生で食べるが前提で設定されている。
市販の卵に印字されている賞味期限は、産卵後1週間以内にパックに詰めて出荷してから、2週間後の日付けです。 産卵から21日以内という事です。前提として保管温度は25℃以下(日本卵業協会抜粋)菌の繁殖を防ぎ、食中毒の予防のために温度管理は重要です。
夏はパック後12日、冬場は57日以内なら生食ができる賞味期限の設定です。
賞味期限を過ぎても、加熱調理すれば十分食べられます。
海外の卵の賞味期限設定は、加熱して食べるが前提なのでもちろん賞味期限も長く設定されてます。
賞味期限1か月以上は普通だそうです。
値段の違いは何?
卵には赤玉・白玉・ブランド卵の他にもサイズと規格があります。
区分 | ラベル色 | 基準 |
LL | パック内の鶏卵1個の重量が70g以上、76g未満であるもの | |
L | パック内の鶏卵1個の重量が64g以上、70gg未満であるもの | |
M | パック内の鶏卵1個の重量が58g以上、64g未満であるもの | |
MS | パック内の鶏卵1個の重量が52g以上、58g未満であるもの | |
S | パック内の鶏卵1個の重量が46g以上、52g未満であるもの | |
SS | パック内の鶏卵1個の重量が40g以上、46g未満であるもの |
鶏卵には1個の重さによって6段階に分けられた規格がある。(農林水産省 鶏卵の取引規格)
卵の重さは違っても卵黄の重さはほとんど変わらない、卵黄のみ使う場合は小さめを、卵白を使う場合は大きめを買うとよいでしょう。
価格は標準値でSSが150円、あとは200円前後ほぼ横ばいです。(10円~20円の差)
まとめ
スーパーで異様に安い卵を見ると不信感から手を伸ばしずらいことありますよね。
値段の規格を理解し、卵の賞味期限が分かれば不信感もなくなり安心して購入できます。
家での卵の取り扱い方も変わり、古そうだから捨てちゃおみたいな事なくなればうれしいです。
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